2020年にIKEAがLEGOとコラボし発表されたBYGGLEK(ビッグレク)。日本では2021年2月に発売されました。
今までありそうで無かった、箱の天面がレゴになっている収納箱。筆者も発表された時には大興奮し、非常に待ち遠しかったアイテムです。日本での2月発売の情報を見て、2月第1週にIKEAの店頭でゲット。
収納箱を全種を買うと結構なお値段のため、展示見本を触って小一時間考えた結果、収納箱中サイズとブロックセットを買いました。とてもかわいらしく気に入っており、今回紹介します。
そしてビッグレクのホコリ避けにアクリルケースも作りました。後半部分で紹介していますので、こちらも併せてどうぞ。
BYGGLEK(ビッグレク)の特徴
名前はみんな「BYGGLEK(ビッグレク)」
収納箱3種とブロックセット1種の計4種がそれぞれ販売されていますが、製品名はいずれも「BYGGLEK(ビッグレク)」です。
当ブログではそのままだと説明しづらいので、非公式ですが「収納箱小セット」「収納箱中サイズ」「収納箱大サイズ」「ブロックセット」と書き分けさせていただきます。
ブロックセットはイケア限定のレゴ(40357)
201ピース・1,999円。筆者はコスパを計るのにピース数×10円が境界線だと思っているので、そんなに安くないけど、高くもないお値段かな、と思います。
レゴのベーシックなセットであるクラシックシリーズには大体、ミニフィグ(人形)やミニフィグ用アクセサリーなどは入っていないのですが、その点比較するとこちらのセットには含まれているのが大きなポイントです。レゴ伝統の初期ニコニコ顔のミニフィグや帽子やフライパンなどのアクセサリー付き。ベーシックなレゴをしっかり楽しめる本品は初めてのレゴにもオススメできるアイテムです。イケアで人気のホットドッグも入ってますね。
フタの上にレゴが組み立てられる収納箱
それぞれシンプルな白一色で、フタの天面にはレゴの突起が付いています。中サイズと大サイズは簡単な組み立てが必要です。
- 収納箱小セット
- サイズ2種、計3箱(W17.5×D12.7×H5.9cm:1箱、W12.7×D8.8×H5.9cm:2箱)のセットで1,499円。組み立て不要。この小セット1つあれば、箱同士を組み合わせる楽しさも体験できます。この収納箱シリーズは箱の側面に共通の厚みが持たされていて、小セットだと容積が小さくてあまり物が入らない印象です。余談ですが、DOTSのデコレーションとはこのサイズが1番相性が良さそう。
- 収納箱中サイズ
- W26×D18×H12cmで1,699円。天面にレゴを組み立てるにも、中にしまう容量的にも、バランスが良さそう。遊ぶ時のお部屋からの持ち運びにもサイズ感が丁度いいです。筆者が購入したのはこれ。
- 収納箱大サイズ
- W35×D26×H12cmで1,999円。たっぷり中に入りそうだけど、実際に見て持て余しそうだと思い、筆者は選びませんでした。組み立てたレゴを崩さずにしまいたい人とか、レゴ以外の物を収納する目的がある人には、大サイズが良さそうです。
寸法はIKEAのWEBサイトの記載を参照しています。
収納箱の良いところ
基礎板の代わりにもぴったり
天面にレゴの突起が付いていて、基礎板の代わりに本品の上にレゴを組み立てることができます。基礎板1枚も結構なお値段ですし、大きいので片付け場所が悩ましかったりしますが、本品は片付け用の箱も兼ねられるので、とても考えられていると感じます。
収納箱同士を組み合わせられる
スタッキングが可能なのはもちろんですが、1サイズ下の箱のフタが丁度半分のサイズなのも面白く、収納箱同士を組み合わせるとより一層楽しめます。
収納箱の気になるところ
フタにロックがない
フタのロックも、必要ならレゴで自由に考えてつければいいじゃない?ということかと。創造性があればよいロック機構がきっとつけられます。
ホコリが積もると掃除が大変
レゴと関係ない普通の収納箱でもフタの上に埃は積もりますが、本品は天面にレゴの凸が付いてるので拭き取るのは少々手間ですね。フタの上にレゴを組んで飾りっぱなしにしていたら、もっとお掃除が大変。使い方や置き方をあらかじめ考えておくとよさそうです。
ホコリ対策としてアクリル板でカバーケースを自作しました
レゴをBYGGLEK(ビッグレク)収納箱の上に組み立てたまま飾れるよう、フタの上にぴったりかぶせられるアクリルディスプレイケース(カバー)を自作してみました。ホコリ対策のアイデアとして参考になれば幸いです。
カバーケースを自作するメリット
ビッグレク収納箱はフタの上にレゴを組み立てて、使わないパーツは箱にしまっておくことができるのが大きな魅力ですが、組み立てたものを飾ったまま埃が積もるとお掃除が大変なのが玉にキズ。カバーケースはそんなお掃除の悩みを解消できます。
また、台座のサイズや飾るものに合わせて、好きな大きさで作れるのもカバーケース自作のメリットです。今回は「収納箱中サイズに、レゴで作った筆者オリジナルロボを飾る」という前提で寸法をとって作りました。違うサイズのビッグレク収納箱に合わせて作るのもよさそうですね。
ビッグレクをケースの台座にして、上にかぶせるだけのシンプルな作りなので、ディスプレイケースの自作としては台座や開閉ギミックを作る手間が省けるのもポイントです。
用意した材料
- アクリル板 厚さ2mm(アクリサンデーEX板 B4:2枚、B5:1枚)
- 専用カッター(アクリサンデーカッター)
- 専用接着剤(アクリル樹脂用接着剤)
- 仮止め用のテープ
- 紙やすり
制作手順(1) - アクリル板をカット
予め必要な寸法を計算しておきます。今回はビックレク収納箱中サイズから突起がぴったり収まる想定で採寸し、256×178mmを2枚、172×178mmを2枚、256×176mmを1枚の計5枚を必要としました。
ですが、ビッグレクの突起に合わせてぴったり載せる必要があり、1ミリの誤差でも意図通りに装着できなくなるため、組み立て時に削って微調整する目的で、縦横それぞれ0.5mm〜1mm程増やしカットしました。(257×178.5mmを2枚、172.5×178.5mmを2枚、257×176.5mmを1枚)
アクリル板をカットする際は、定規をあてて専用カッターで溝を彫ります。筆者の2mm板の場合は40回程カッターを引くと厚みの半分近くまで彫れましたので、そうなったら溝に合わせて両手で折り曲げます。するとアクリル板を切り分けることができます。
制作手順(2) - 仮組み
ケースを仮組みして外側からテープで仮止め、想定どおりとなるか試します。その際見つけた切断面のバリや、がたつき、寸法誤差などは一度分解してから紙やすりを使って調整し、再度仮組みして試し、整えます。
制作手順(3) - 接着
最難関ポイントです。テープで仮止めしたまま、専用の接着剤を付属の針のようなスポイトで接着する箇所に流し込みます。
この接着液はサラサラとした液体で、アクリルに付着するとたちまち溶かしてしまい跡が残ってしまうので、流し込み方や流し込む量に細心の注意が必要になります。
この接着さえスマートに終われば綺麗なケースになるハズ。
筆者は接着剤が接着箇所以外にも付いてしまい、後からコンパウンドで磨いて出来る限りごまかしていますが、残念ながら結構見た目が汚くなってしまいました。
制作手順(4) - 接着後、24時間待つ
接着して24時間後にケースについた皮脂汚れやホコリを拭き取って完成です。
アクリルケース自作してみてわかった事
オンリーワンのケースで個人的な満足度は高いですが、正直コストパフォーマンスはよくないです。材料や工具で5000円ぐらいかかりました。ホコリ避け1つにその値段をかけたと考えると少し胸が痛みます。
また、接着剤流し込みはとても難易度が高かったです。接着面に塗ってペタっと貼るような工作しかしたことなかったため、ネットの情報を見ながらだいぶイメージトレーニングしましたが、実際にやってみると非常にスピード感と慣れが必要だと実感しました。
そして意外だったのですが、脆いです。実は撮影中、接着後のケースによくない形で身体が当たってアクリルが割れてしまい、割れた面を剥がして新しい板を貼るリカバリーが大変でした。一度貼り付けたところは強力に貼りついていて剥がすのに苦労しますので、お気を付けを。
と、いろいろ思うところはあったものの、狙い通りのものを作ることができました! レゴを組み立てる・飾る・収納する、が安心して楽しめる、ただひとつの箱に非常に満足しています。
最後に
レゴを拡張できる収納箱「BYGGLEK(ビッグレク)」は、「収納」「組み立て」「組み合わせ」ができる、レゴのある毎日をもっと楽しくするアイテムです。手先が器用な方や工作が好きな方であればアクリル板でホコリ避けカバーを自作をしてみては。ぜひお試しあれ。
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