なかなかレトロな雰囲気がとても気に入っており、筆者が20年以上愛用し今も大事に使っているミンサー織(八重山ミンサー)の巾着袋を紹介します。
筆者の思い出
この巾着袋は20年以上前、初めて沖縄に旅行した時にみやげ物店で買いました。色は何色かバリエーションがありましたが、落ち着きのある配色が気に入り、濃い藍色ベースのものを選びました。1000円では買えなかったことを憶えていますので、小袋としてはいいお値段していたと思います。
それから携帯電話や携帯ゲーム機などの貴重品を入れておくのにとっても重宝。温泉旅館に泊まる時には、浴衣にもなかなか合うので部屋の鍵や小銭入れを入れて食事やお風呂に出かけていました。最近も鍵など入れたりして持ち歩いており、大変気に入っています。
ミンサー織の巾着袋のここが好き
巾着ならではの風情がある
ファスナーやボタン、マジックテープでは得られない、紐をきゅっと締めて緒締(おじめ)を留める風情が巾着にはあり、後述する八重山ミンサーのレトロな風合いがとても似合います。筆者が1番気に入っている部分です。
織物の質感を楽しめる
織物の独特な手触りが心地よいのはもちろんのことですが、巾着は財布などとは違い、硬い芯地が使われたりしないので、柔らかな布の質感をしっかり感じられるのもポイントです。
バッグインバッグとしても便利
普段持ち歩く物を巾着にまとめておけば、出掛けにカバンを変えるときも巾着ひとつの入れ替えで済むので便利です。
「ミンサー織」とは
ミンサー織は沖縄の伝統工芸で木綿を使ったやや厚みのある織物です。主に男物の帯として使われ、綿(みん)狭(さー)帯に由来しています。
八重山ミンサー
そんなミンサー織の中でも「八重山ミンサー」は模様に特徴がある織物。通い婚の風習があった時代に女性から男性に贈られ、五つのスクエアと四つのスクエアによる絣(かすり)という技術が使われた模様は、「いつ(五)の世(四)までも…」という愛する想いが込められていると言われています。
筆者は観光記念で自分が使う目的で買ったので、そんな男女のロマンチックな感じは無縁ですが、そういった説明をお土産屋さんの紹介文で読み、「素敵だなぁ、長く使いたいなぁ」と思ったものです。そうして20年以上愛用し続け、今では長く一緒に過ごす相棒のひとつとなっています。
縁起物として多様な品に
主に男物の帯として作られた歴史のあるミンサー織(八重山ミンサー)ですが、現在では縁起物として愛され、多様な品が作られています。帯なら女物も作られていますし、財布、巾着、カバンなど製品は多岐に渡ります。
最後に
八重山ミンサーの製品は、観光記念など筆者のような自分用だけでなく、その逸話から愛する人へのプレゼントの選択肢にもなるでしょう。
自分用なら筆者オススメはやっぱり巾着。好みのカラーを見つけるのも楽しいですよ。ぜひ1度お気に入りの巾着やミンサー織製品を探してみては。
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